私 は 何 宗 ?
「私は無宗教です!」と胸を張って仰有る方がおられます。
しかし
日本の宗教の基本は家の宗教、日本人は皆さん、家の宗派が
決まっています
自分の宗派の知り方。
自分の名字「山本」さんならば「山本家」の宗教です。
田舎の本家筋の方にお寺を聞いて確認するのが一番の近道です。
同じ名字を名乗る親戚内はみな同じ宗派になります。
名字の変わった方
人生の中で名字が変わる場合があります。
たとえば結婚や養子の場合です。
その場合は「旧姓」ではなく今名乗っている「名字」が自分の家の宗派となります。
ちょっと語らせてください。
日本人の宗教観
「生まれたら神社にお宮参り、結婚式はキリスト教で 年中行事は初詣にクリスマス
困った時の神頼み・・・そして死んだらお寺でお葬式」← おかしな宗教観?
おかしな宗教観だと思っておられる方が多いのですが、これこそが仏教の本質です。
日本人は、神様からその土地をいただき村をつくり神社を建て氏子として神社を護り、
そしてお寺はその村に住む人達を見守り、村の役場としての機能を果たし最期を看取るのが
お寺、住職の仕事でした。
日本人の宗教観は個人の宗教ではなく、家の宗教です。
その為、日本人は神社の氏子であり、寺院の檀家でありました。
仏教は優しく受け止めるのが仏教であり、特に常福寺が属する真言宗は
すべての仏教を包括します。
今は憲法で「信仰の自由」が認められていますので、強制されるものではありません。
しかし一般的には昔からの家の宗派を大切にし継承していきます。
ですから何某かの宗教の熱心な信仰者として生きるのではなければ、
昔からの家の宗派を大切にしてください。